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Jazz & Audio & Architect


WE753プロジェクト

WE756AをスモールA7に納めAltec 806Aの2Wayで使用
している友人から「なんとかWE風のボックスに入れたい」
と相談があり調べましたらWE753Cが良さそうでした。
WE753プロジェクト_b0187922_08203250.jpg
WE753プロジェクト_b0187922_08202251.jpg

このシステムは大変古いようでアメリカのサイトまでい
ろいろ探しましたが明確な寸法が乗った設計図は見当た
らずW・Hのプロポーションから図面を描きながら検討
しました。
長岡先生のボックスは大昔作ったことはありますが今回
の物は別物ですからやはりプロ、それも家具屋さんに頼
むしかありません。
WE753プロジェクト_b0187922_08213110.jpg
WE753プロジェクト_b0187922_08213559.jpg
*こちらの写真はJensen A12とWEのホーン・ドライバ
ーのようです。

その様な中、渋谷のジャズ・クラブ「Swing」にこのタイ
プがあることが分かり友人と早速ランチに。
ただこちらはエルタスさんのものらしくウーハーは46cm
でドライバーWE555の励磁タイプのようです。
それでも室内空間とボックス・サイズを考えれば友人宅で
もこのような感じで納まるかなと思いました。
WE753プロジェクト_b0187922_08215683.jpg

ボックスは結構複雑で正面の竪格子を囲む4方は無垢板
です。
また、上部は角材を1/4Rにカットする必要があります。
たまたま建築物件で御世話になっている家具屋さんの
工場が近くにあり相談したところ「10年以上寝かせた
桜の良い材料がある」とのことでお願いすることに。

然しながらこのボックスですとホーンの811が納まりま
せんからフランジがフラットのホーンを探さなければな
りません。

つづく


# by akakura52 | 2018-05-23 08:30 | Audio


音出し

ほぼ24時間たったのでセットして夕刻より音出ししました。

ボリュームは絞り目にしオッカナビックリで
音出し_b0187922_09280641.jpg



ノイズもなく鳴りだしたので一安心。そしてすぐ気が付いたのは

「やけに低音が出るな~」です。

以前はこんなに量感ある低音は出ませんでした、ただ少々ゆるいです。

まあ、これで暫く鳴らしてみましょう。

音出し_b0187922_09280585.jpg

そして、二日目になってボリュームも上げてみました。

以前はボリュームを上げると割れたようなノイズが時々しましたが

それがありません。

ひょっとしたらフィックスド・エッジのクラックが泣いたのでしょうか。

ずっと聴き続けて行くうちに低音も落ち着き質感も良い感じです。

修理前と同様に中高域の俊敏さは健在ですしこれで低音ももっと

タイトになってきてくれたら大成功ですね。


思い切ってエッジにナイフを入れて良かったと思います。

まだまだ大切に使って行きたいと思います。

# by akakura52 | 2018-01-14 09:31 | Audio


Speaker egde の修理

昨年ドイツの ebay で何種類かの20cm フルレンジ・ユニットを興味を持って購入

しました。その中で1937~38年製と表記のあったのが Telefunken の励磁型です。
Speaker egde の修理_b0187922_10114770.jpg
Speaker egde の修理_b0187922_10115583.jpg


初めての励磁スピーカー、いやはやそのスピード感と歯切れの良さに感心して

いたのですが人間同様にあちこち劣化が始まり気になり出しました、特に

エッジです。表からは分かりませんがエッジに発生したクラックを裏から和紙

で補修してます。




このままオリジナルのまま生涯を共にするかまたは一気にエッジを作成するか・・・・・・

やはり自作することでいろいろ参考資料をあたりました。

材料は基材となる ナイロン風呂敷、網目の荒いカーテン生地です。
Speaker egde の修理_b0187922_10100088.jpg
Speaker egde の修理_b0187922_10101119.jpg
芯材は建築現場のシーラント下地材を半割にしました。

画用紙に図面を描き両面テープでウレタン材を固定し生地をのせて接着します。
Speaker egde の修理_b0187922_10110764.jpg
           上が研ぐ前のナイフで下が研いだ後です。切れが全く違います。


これにシリコンシーラントをガンを使って被せて行き調整は腰のある筆で。

多少希釈した方が良いと他の方のコメントもありましたが僕はそのままの方が良いと

思います。

出来上がりはラバー・エッジのような感じです。少々歪ですが素人細工ですから。
Speaker egde の修理_b0187922_10102852.jpg
Speaker egde の修理_b0187922_10102232.jpg
Speaker egde の修理_b0187922_10103780.jpg
100円ショップで買ったコンパスカッターを使用。




一番の問題は Telefunken のコーン紙にナイフを入れる時でした。やはり躊躇します。

現在結構鳴ってくれているのになにもナイフを入れなくても・・・・・・

でも思い切ってカットします。

ここで重要な事の一つにカッターナイフを砥石入念に研ぎました。

芯材であるウレタンを切った時に通常の刃ですと断面がギザギザになり旨く

画用紙に不陸なく固定できませんでした。

研いだ後はビックリするほど軽くきれました。そこでコーン紙も同様にしっかり

研いでから潔くカットしました。

もう後はフレームとギャップののクリーニングをしてから接着するだけですね。
Speaker egde の修理_b0187922_10104807.jpg
コーン紙とエッジにシリコンを塗って
Speaker egde の修理_b0187922_10105476.jpg
芯を見ながら優しく被せます
Speaker egde の修理_b0187922_10110264.jpg
正面からみますと少々歪みがります。





そして今朝視聴しましたところボイスコイル・タッチもなくチャンと鳴る事を確認

しましたので夜まで待ちます。24時間以上乾燥させれば大丈夫でしょう。

3種類試作し網目のあるカーテン地が一番出きが良かったのでこれにしましたが他

にも良い材料があるかも知れません。

# by akakura52 | 2018-01-12 10:23 | Audio


花飾り

いやはや随分寒くなってきましたね、お陰さまで真空管アンプには最適です。

商売柄デザインに関しては常に気にしておりましたがスピーカーを旨く処理する

方法をずっと考えていました。


スピーカーのデザインと言えばやはりJBLですよね、ハーツフィールド、

パラゴンなど。でも僕にとって最も強烈だったのはJBL-88です。
花飾り_b0187922_15295275.jpg
1970年代にこのような素晴らしいデザインを考えたなんて信じられません。

デザイナーはアーノルド・ウォルフ。



ドイツのスピーカーに興味を持ちその音のスピード感には大変満足しています。

一時不具合のあったテレフンケンの代役としてGraetz Breiband という22cm

フルレンジを購入しましたがそちらが治った為さて、どこに入れようかと思って

いた時に最近整理し初めてスペースが出来たレコード・ラックの一ますに入れ

込みました。
花飾り_b0187922_15360493.jpg

しかしながらなんとも殺風景でかなり低域が出て良い音なのですが見てくれで

貧弱に聴こえてきそうです。

一時上記にある NOVA-88 のようにネットと化粧材を考えましたが思い切って和風に。

その前にキシラデコールで表面をペイントし乾いてからトップコートで仕上。
花飾り_b0187922_15361210.jpg

花飾り_b0187922_15362798.jpg
花飾り_b0187922_15364109.jpg
一輪ざしの花器をキッチンより探し出しバッフルに取り付けたブラケットに乗せ

ました。


お花だけでなくキャンドルも置けます。

しかし、このブラケットは音の振動で落下してしまいましたのでこんどはバッフルに

釘をうちここに引掛けるようにし落下防止です。
花飾り_b0187922_15364644.jpg

徳利形状の花器があったのでこれに紐を結んで釘に掛けましたからもう安心。


朝はお花を見ながら音を聴き日が沈んでからはキャンドルをセットしたいと

思います。

キャンドル用のガラス品も考えてます。


# by akakura52 | 2017-10-16 15:58 | Audio


スピーカー修理

快調に鳴っていたテレフンケンの励磁スピーカーが突然無音に!

お盆前で少々時間があったので調べたらリード・ワイヤーが切れてます。
スピーカー修理_b0187922_15175965.jpg
                (写真は裏から見たところです。)

こんなところで切れたらコーン紙をはずさなければならず大変厄介。


ペ-パーナイフを鑢で研いでゆっくり、ゆっくりナイフをフレームとコーン紙間

に差し込み剥離させていきました。


前に使用していた接着剤はエポキシ系だったのでしょうか大変堅い素材

で肌触りもガサガサです、これでは遊びがなくコーン紙にダイレクトに

負担が掛かりそうな為今回は建築用シリコンシーラントを使用しました。

金属とガラスを初め色々な素材と接着できますし建築現場の雨・風・地震

にも耐えられる分けですから問題ないでしょう。

これですともしまた何かあった場合も多少の厚みがありますしナイフを

入れればそれ程面倒なくコーン紙をフレームから剥がせそうです。
スピーカー修理_b0187922_15255926.jpg
スピーカー修理_b0187922_15061593.jpg
スピーカー修理_b0187922_15064470.jpg
スピーカー修理_b0187922_15064876.jpg

フレームを綺麗にした後養生テープで内外周マスキングしそこにコーキ

ングガンを使用して絞っていき一周したらへらで均一になぞり最後は

テープを他の場所にくっつけない様に剥がしていきます。

再確認した後にコーン紙を差し込み完了ですが乾燥時間はお盆の間とし

田舎に墓参りに出かけます。

# by akakura52 | 2017-08-18 15:26 | Audio

    

ビンティージアイテムでジャズとサックス
by akakura52
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